■ MUKU-DATA チーク 上り框・玄関巾木
「仕上がり寸法は 1820 90x50mm、材はチークで」
条件は上記のみ。
上り框は玄関で家の顔、
どうせなら杢のいいほうがいいのかな・・
(気づいてもらおうが、どうであれ。
でも完成していつかどなたかがそこの家を訪れた時に、もしかしてわかる人がいるかもしれない・・
そんなどうなるのかわからないずっと先のことなど思いながら)
で、杢のある材を選別して製材しました。
触って削って製材しながら、あぁチークってやっぱりいい木だなぁ・・
と思ったり。。。
チークの丁物を仕分して保管してあります。
節のあるもの、並みの板目、杢のあるものなど・・・
玄関框、ここで最高なものを使わずしてどこで使う、
待ってて良かった。
表面の木目を見る為と製材時にカネを出してきっちり挽く為に
万能機の手押しでL面を削る
随分、油分が多い。
重さも物によって違う。
杢目のいい表情のあるチークは玄関框用、
少し大人しいものは裏口の上り框用、
強弱をつけて。
そして製材。
チークは比較的大人しいので6mm程度の分増しで製材。
う~ん、油分が多いので、大鋸屑が飛び散らない。
触るとしっとりしています。
製材は 框材は96x56mm、玄関巾木は96x36mm
挽きたては、例のごとく色は薄く様々な色が交差しています。
製材したものは大工さんの作業場へ届け、大工さんが最終仕上げを行いますが、
注文先は設計事務所、
図面通りで現場は進んでいますが、
杢目の使い方、向き、などの指示は、当然ありません。
左右、上下、表裏、向ける面で、かなり見え方も変わってきます。
通常、そこを考えている大工さんなら、
仮に下請けでも、そのへんは考慮しながら取り付けるのですが・・
そこから先は材木屋が口を出すのはおこがましいのかな。。
ここの現場の大工さんはそこらへんはわかっている感じですが、
念のためと、
こう使ってもらえればなぁ・・と
希望的な意味も込めて、チョークで表示しておきました。
L面の表示、玄関、勝手口の表示。
もし何か連絡がくるとすれば、
「これチークか?色、薄くないか?」
大丈夫、そのうちに濃く深くなりますよ。